おはようございます! ぷーたろーです

今俺がいる部屋は4人部屋だ

1番通路側に俺がいて隣に隣のおじいちゃん 隣のおじいちゃん 2がいて、その向こうに続・栄養課との攻防に登場したもう1人の面倒くさい人

そして窓際にもう一人(以降Y君)

隣のおじいちゃん以外の3人は50歳前後で年が近くこの病院にしては比較的若い人間がそろってる部屋だ

このY君は事故で体が悪くなったらしく、車椅子生活でもう何年もここに入院してるらしく、言葉もうまくしゃべれない

全然しゃべれないと言う訳じゃ無いが、意思の疎通を図ろうと思えばそれは至難の業だ

最近では少しなんて言ってるか理解出来る様になったけど、初めはなんて言ってるか全然わからなかった

このY君にはメチャクチャ愛想が悪く口も悪いお兄さんがいる

Y君は車椅子に移るにも介助がいるのだが、移る前にベッドに起き上がるのも「もたもたすんなよ!サッサっと起きろよ!」とか俺らがいてもお構いなしだ

先日もちょうど請求書が配られた日でそれを見ながらなのかY君に「お前
はいいよなぁ1円も払わないで寝てりゃいいんだから」とか何しろ口が悪い

これが冗談ぽくじゃなく言い方も本当にキツイ

このお兄さんの口の悪さは結構看護師たちの間でも有名だ

俺が言うのもなんだけどwww

病室に入って来る時も無言で入って来て帰りも無言で出て行くそんなお兄さんだ

ただここでそのお兄さんの悪口を言いたい訳では全然ない

むしろその逆で、口が悪く不愛想なお兄さんに俺は感心しているのだ

これは嘘でも無ければ、嫌みでも何でも無く本心だ

そのお兄さん本当に毎日の様に来るのだ

少なく見ても週5回~6回は最低来てる

感覚的には本当に毎日見てる感じだ

仕事は何してるか知らないが、仕事帰りなのだろう5時半位に来て夕飯を食べるのを見届けて、洗濯もんなどをまとめて帰っていく

土日などはお母さんを連れてくるが半日近くいる事もある

Y君が「あれ買って来てこれ買って来て」とたまに言うと

ぶつくさ言いながらも「分かった分かった」と投げやりに言って次に来る時には持ってきてあげている

ホントににこのお兄さんには頭が下がる

どこに住んでるか知らないけどたとえ病院の近くに住んでたって、仕事をしながら、こう毎日毎日来るのは本当に大変だろう

俺も2階から4階のこの病室にきてY君と同じ部屋になってもう半年位経つ

初めはただ口悪いな~と思っていたけど

その間お兄さんが病院に来るペースは全然変わらない

口ではなんだかんだ言ってもやっぱり弟がかわいいんだろうなぁ

じゃなきゃ50歳過ぎた兄弟が弟の見舞いに毎日来れるか?

この口の悪いお兄さん、本当にやさしいお兄さんだ








                             
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